◆ ビギナー、女性にも比較的簡単にできるカサゴ釣りですが、ちょっとした釣り方や探り方など色々とあり、ベテランと初心者では、どうしても差が出てしまいますが、これから釣りを始めようと思っている方には「釣り入門の窓口」として他の魚種にも大いに通じるところがありますので是非一度チャレンジして腕を磨き上げていってください。
◆ このページは仕掛けのページとちょっと重なってしまいますが一応目を通しておいて下さい。
- まず仕掛けを投入する際にはまっすぐ下に下ろしていくとハリスが幹糸に絡みますので、2〜3mくらい気持ち前に軽く投げる感じで投入するとあまり絡みません。オモリが着低して3〜5秒位たったらゆっくり竿を上げ1メートルほど誘いをかけ糸ふけを取ります。
- 基本的にかさごは海底の根にいる根魚なのでオモリで海底をトレースするようにオモリ一つ分くらい上げる気持ちで探っていき、5〜10秒おきくらいに1mほど誘いをかけて底ダチを取り直します。また、喰いの浅い時などはあまりちょこちょこと動かすと逆効果、ジィーッと持っててスーッと誘いをかけながら底ダチを取り直すようにする方が効果的。誘いをかけている時にアタリが出ることが多い。
- オモリが岩などの根に当たったらすぐに竿先をあげないと根掛かりする。根掛かりをしてしまったらすぐに強く引っ張らずに糸をゆるめて一端オモリを寝かせてから竿をスッと立てるとはずれることが多い。最初に強く引っ張ってしまうとまず外れない。
- アタリはガツガツとかゴツゴツゴッツンとか明確にでるのではっきりと分かる。
- アタリがあったらバシッと大あわせしてはダメ、一呼吸おいてゆっくりと静かに竿を立てていくとハリ掛かりしてグッと重くなるのであとはゆっくりと一定のスピードでリールを巻けばよい。
- かさごに限らず釣りはただ仕掛けを下ろしているだけでは進歩しません。根魚を釣るには「海底はどうなっているんだろう」、「いい加減ゴヅコツしてるし、浅くなってるな〜」といったような海底を考えていく想像力が大事です。海底の様子をオモリの感覚でイメージして、想像力を高めて行きましょう。
- もちろん海底だけではなく喰いが浅くハリ掛かりの悪い時の魚のことなども考えて「ワンテンポおいてからちょっとだけ軽くアワセてみる」とか、カワハギのたるませ釣りのような感じの釣り方がいい時もありますので試してみてください。色々と考えて工夫してみましょう。また 仕掛けを上げた時には ハリ先があまくなってきていないかを確認し、バラシが多いようでしたら 針を交換しましょう。
- また、あくまでもこれは基本形です。この基本を参考にしながら自分なりの釣り方を確立していって腕を磨き上げてください。
- 予備知識
・エサ付けは簡単に済ませず、ハリスの絡み防止のためバランス良く慎重に付けてください。詳しくは[エサの付け方]を参照してください。
・アタッてもあまりにバレるような時、またはハリスにヨリがある時には早めにハリや仕掛けを取り替えましょう。根魚で好釣果を出すには仕掛けをケチッてはダメ!! 予備のハリは沢山用意してバレるようならどんどん取り替えましょう。
・また納竿時に船長が、釣り人全員に何匹釣れたか釣果を聞きますので、ご面倒でも魚をクーラーに移す際など、数えながら入れるようお願いします。尚グループや親子などで一つのクーラーに入れるなどの場合も全員で何匹ではなく、一人何匹で数えてください。m(__)m
竿
- 竿は好みもあり一概には言えませんが、6:4調子くらいの竿先が柔らかい方がバレが少なく喰い込みもいいです。
- 竿の長さは好みにもよりますが1.8m〜2.1mくらいの竿が使いやすいようです。
- また、「カワハギ竿でもいいですか?」とよく聞かれますが、柔らかめのカワハギ竿でしたら問題有りませんが、硬めのカワハギ竿では先調子すぎて アタッてもハネてしまい、バレることが多いいようですので、バラシ防止にクッションゴムを使うとか、先糸に4号前後のナイロンを5mほど付ければ 硬めのカワハギ竿でもOKです。
リール&ライン
- リールは軽くて使いやすいので小型両軸リールがベストでしょう。
- 道糸はPEライン1〜2号(太くても3号まで)を最低でも100mは巻いておきましょう。
- 近頃は少しアタリは鈍くなりますが、バラシ防止対策に 先糸に4号前後のナイロンを5mほど付けることをお奨めしています。一度試しに付けてみてください。
オモリ
- 現在は20〜30号を場所により使い分けています。
- 新修丸で買うよりも釣り道具屋等で各自ご用意したほうが安いようです。f(^_^; スンマセン